故人と遺族によりそう小さなお葬式

葬儀社とのトラブルと対処法

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よくあるトラブルは、よく検討できずに慌てて契約してしまうことです。急にお葬式を執り行うことになれば、誰しも慌ててしまいます。それゆえ、思わぬトラブルに遭遇することも多々あります。中でも、葬儀社とのトラブルは多く、主に3つに分けられます。病院で最後を迎えると、すぐに病室をあけなければなりません。事前に葬儀社を決めていないと気が焦ってしまい、病院が紹介してくれる葬儀社に安易に頼ってしまい、すべてを託してしまいたくなります。そうなると、葬儀社の言いなりになってしまい、言われるがままに事が進んでしまい、のちのち金額や葬儀内容について「こんなはずじゃなかった」と後悔してしまうことになりかねません。気持ちに余裕が持てないときではありますが、ひとまず搬送だけをお願いするなど、葬儀の内容を検討する時間を積極的につくるようにしてください。

また、見積書よりも高額な金額を請求されることもよくあります。事前に葬儀社を選び、お葬式の具体的な内容を決めて見積もりをとっておくおとは大事なことです。しかし見積書の総額だけを見ていると落とし穴があることがあります。見積書には、お葬式に必要なものが一式揃ったセット料金(基本料金)と別途料金(オプション料金)が記載されています。しかし、依頼したときの見積書には、必要最低限の項目しか記載されておらず、お葬式が始まってから多くの追加費用が発生するケースがあります。そのため、見積書を見るポイントとして、まず追加が前提となっているプランになっていないか確認することです。その上で、こちらが依頼した項目がすべて見積もりに含まれているかどうかしっかりと確認しましょう。また、1つの葬儀社だけで検討するのはではなく、複数の葬儀社の見積もりを検討するように心がけてください。

さらに、格安葬儀の内容に不満が残ることがあります。「格安」「低価格」を売りにしている葬儀社もよくありますが、その料金でどこまで対応してくれるのか、という中身を必ず確認してください。低価格の基本料金に惹かれて、安易に決めてしまい粗末なお葬式になってしまった、というケースもあります。お葬式には最低でも20万〜30万円程度はかかります。後悔や不満を残さないためにも、お葬式には最低限どれくらいの金額がかかるものなのかを把握しておきましょう。

葬儀社のいいになりになるのは避けましょう。よくある例をご紹介します。病院の霊安室に遺体が移されると、すぐに病院が提携している葬儀社がやってきたので、ひとまずその葬儀社がやってきたので、ひとまずその葬儀社の葬祭ホールまで搬出してもらうことにします。しかし、葬儀社から「その後のお葬式も取り仕切る」と、有無を言わせない調子で言われ、気が動転していたこともあって言われるがままに契約してしまった。その後も、お葬式の日程や内容を一方的に決められてしまい、結局、自分たちの意向は少しも汲んでもらえず、お葬式は慌ただしく終わってしまった。。。これは、お葬式の費用や内容について検討する時間を作れていないことが原因です。このような場合は、いったん自宅にご遺体を搬送してもらうまでを、その葬儀社に依頼しましょう。時間は限られていますが、家族でお葬式について話し合い、複数の葬儀社に見積もりを依頼して検討しましょう。悲しみの中大変ではありますが、故人を送った後に後悔が残ることは避けたいものです。また、もしも事前に説明を受けていない費用や覚えのない追加費用を請求されたら、支払ってしまう前に葬儀社に説明を求めましょう。納得がいかなければ消費者生活センターなどに相談するのも良い方法です。