故人と遺族によりそう小さなお葬式

葬儀社の見学に行く

葬儀社の見学に行くの写真

見学に行く際は、どのようなお葬式にしたいかをイメージしていきましょう。最近では、見学会を行っている葬儀社が増えています。見学会は、実際に施設を見学して雰囲気を確認することができ、詳しいことを直接確認することができる絶好の機会ですので、可能であれば積極的に参加しましょう。見学会に参加する際には、つぎの5つを整理しておくと、より意義深い機会となります。

①式場の場所。式場の場所が親族が集まりやすいところにあるかどうかを確認しましょう。葬儀社と式場が別の場所にある場合もありますので、必ず確認しておきましょう。

②会葬者・親族の人数。だいたいの会葬者と親族の人数を想定しておきましょう。人数によって、式場の広さや料理の量が変わります。この点は全体の費用に大きく影響します。

③大まかな予算。お葬式の費用は、葬儀社から提示される費用に、お寺や僧侶に支払うお布施は含まれていないことが多いですので、葬儀費用の総額を書くにしておきましょう。

④葬儀に関する希望。家族だけで葬儀を行いたい、音楽とともに送ってあげたい、自宅で葬式をしたいなどの家族や親の希望があれば整理しておきましょう。希望に沿った部分的なプランの変更など、臨機応変に対応してらもらえるかも確認しましょう。

⑤宗教・宗派に関すること。仏式のお葬式は、どの葬儀社でも対応ができますが、キリスト教式の場合は対応できる葬儀社とできない葬儀社があるので、事前に確認が必要です。

また、設備だけでなく、葬儀社自体もよく確認しましょう。最新の設備と宿泊施設をそなえた、ホテルのような式場をもつ葬儀社も中にはあります。しかし、そういった豪華な設備に目を奪われることなく、葬儀社自体をよく見ることが大切です。実際に見学会に参加してみて気持ちの良い対応をしてくれるかどうか、これは実際のお葬式を任せられるかどうかを判断する際にとても大切なポイントです。お葬式に同じものは決してありません。会葬者の人数や規模の差など、故人の希望による違いなどもあります。きまった型式通りのプランではなく、想定される人数や希望に沿って、プランの変更や追加が柔軟に対応できるかどうかを葬儀社に確認しましょう。